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唐長の工房

唐長の工房では創業より受け継がれた唐紙を製作しています。

唐紙とは「和紙」をつかい、「キラ」で文様をあらわしたもの。

文様は朴の木に手彫りで彫刻した「版木」から写しとります。

 

初代長右衛門が唐紙を作り始めた頃、今のような大きな襖紙は無く、小さな和紙に文様を写し、出来上がった唐紙をつなぎ合わせて襖や壁に張っていました。

和紙は「楮(こうぞ)」という植物を漉いたもので、繊維の柔らかさが唐紙に大変適していますが、現代の襖の多くには鳥の子という襖紙が使われることがほとんどです。

唐長では楮紙をつかい、本来唐紙にある柔らかさを大切にするため、小さな楮和紙を使った唐紙をおすすめしています。

こういった小さな和紙をつなぎ合わせる事で、品格と優しさを感じる唐紙のある空間が出来上がります。

​十二代目 千田誠次

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